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貴金属磨きを使ったケアについて
今回は、展示会前のサンプル磨きをしたので、貴金属磨き(クロス)を使ったケアについて書いてみようと思います。 展示会でご覧いただくサンプルは、展示会が終わったら1点ずつチャック付きのビニール袋に入れて保管していますが、それでも時間がたつと表面に残っていた皮脂や袋の中のわずかな空気に触れることで表面がくすんでしまうことがあります。 なので、展示会前にクロスで磨き直します。今回はシルバーアイテムのケアの様子をご紹介します。NUMBERTWOでオーダー頂いた際に同梱している研磨剤入りのクロスを使って磨きます。(※研磨剤が入っているので、メッキやマット加工のアイテムには使用しないようにご注意ください。) ※現在、こちらの動画再生に対応していない環境です。気になる部分を優しくこすってあげるイメージです。指が入らない細かいところは、爪楊枝に巻きつけてこするなど試してみてください^o^石付きのジュエリーの場合は、石の部分を避けて使用してください。同じところを擦りすぎると、余計な傷をつけてしまったり、特に繊細なデザインのジュエリーの場合は少しずつ削れて変形してしまう可能性もあるのでやりすぎにはご注意ください。研磨剤入りのクロスで磨いたあとは、ジュエリーに研磨剤が付着して少しベタついて曇っているので、柔らかい布で拭き取るか、水でゆすいでも大丈夫です。水洗いしたあとはドライヤーの冷風などでしっかり乾かしてください。柔らかい布は、メガネ拭きやPC画面用のクロスなどをイメージしてもらうと良いかと思います。 ベタっとしてくすんでいたのが、ピカピカになりました^^ 時間の経過とともにくぼみや小傷部分が黒ずんで味が出てくるところがシルバージュエリーの良いところなので、経年変化は楽しみつつ、表面のくすみが気になったり、艶を取り戻したいとき、放置して黒くなりすぎてしまったときに試してもらえればと思います^o^ 長く使用しないときや、使用頻度が少ないときは、空気に触れないように密閉容器に入れて保管するのが一番ですが、現実的なご提案としては、小さなポーチなどに入れておくだけでもある程度硫化を防ぐことができます。ちなみに…研磨剤入りの貴金属磨きは、磨くとすぐに黒くなってしまいます。 洗うと研磨剤が落ちて効果がなくなるので、磨けるスペースがなくなった場合は、100均などでも簡単に手に入るので、新しくお買い求めください。 せっかくなので、お風呂の時も寝る時も外すことなく着けているK18のHoop earrings(2S)も磨いてみました。別のピアスの撮影の時に外すくらいで、ちょうど1年ほど着けっぱなしでした。 対象物が小さいので少し違いわかりくいですが…左の写真では、ポストの中央部分が少し赤っぽく変色しています。 先程のシルバーの時と同じクロスで同じように磨くと、変色していた部分がきれいになりました。変色しにくいと言われているK18ですが、やはり長く肌に触れている部分は変色しやすいみたいですね。それでも磨いてあげれば元通りです^^ 家や家具、洋服なんかも、肥やしにせず使っているのが一番だと言いますが、ゴールドやシルバーなどの貴金属も日々触れていることが一番のケアになると思います。日々使ってあげて、たまのケアで十分というのが貴金属の良いところで、めんどくさがり屋の私にとって魅力的です( ◠‿◠ ) 今回はサンプルを磨く際に実際にやっている方法をご紹介しました。 最後までお読み頂きありがとうございました。
貴金属磨きを使ったケアについて
今回は、展示会前のサンプル磨きをしたので、貴金属磨き(クロス)を使ったケアについて書いてみようと思います。 展示会でご覧いただくサンプルは、展示会が終わったら1点ずつチャック付きのビニール袋に入れて保管していますが、それでも時間がたつと表面に残っていた皮脂や袋の中のわずかな空気に触れることで表面がくすんでしまうことがあります。 なので、展示会前にクロスで磨き直します。今回はシルバーアイテムのケアの様子をご紹介します。NUMBERTWOでオーダー頂いた際に同梱している研磨剤入りのクロスを使って磨きます。(※研磨剤が入っているので、メッキやマット加工のアイテムには使用しないようにご注意ください。) ※現在、こちらの動画再生に対応していない環境です。気になる部分を優しくこすってあげるイメージです。指が入らない細かいところは、爪楊枝に巻きつけてこするなど試してみてください^o^石付きのジュエリーの場合は、石の部分を避けて使用してください。同じところを擦りすぎると、余計な傷をつけてしまったり、特に繊細なデザインのジュエリーの場合は少しずつ削れて変形してしまう可能性もあるのでやりすぎにはご注意ください。研磨剤入りのクロスで磨いたあとは、ジュエリーに研磨剤が付着して少しベタついて曇っているので、柔らかい布で拭き取るか、水でゆすいでも大丈夫です。水洗いしたあとはドライヤーの冷風などでしっかり乾かしてください。柔らかい布は、メガネ拭きやPC画面用のクロスなどをイメージしてもらうと良いかと思います。 ベタっとしてくすんでいたのが、ピカピカになりました^^ 時間の経過とともにくぼみや小傷部分が黒ずんで味が出てくるところがシルバージュエリーの良いところなので、経年変化は楽しみつつ、表面のくすみが気になったり、艶を取り戻したいとき、放置して黒くなりすぎてしまったときに試してもらえればと思います^o^ 長く使用しないときや、使用頻度が少ないときは、空気に触れないように密閉容器に入れて保管するのが一番ですが、現実的なご提案としては、小さなポーチなどに入れておくだけでもある程度硫化を防ぐことができます。ちなみに…研磨剤入りの貴金属磨きは、磨くとすぐに黒くなってしまいます。 洗うと研磨剤が落ちて効果がなくなるので、磨けるスペースがなくなった場合は、100均などでも簡単に手に入るので、新しくお買い求めください。 せっかくなので、お風呂の時も寝る時も外すことなく着けているK18のHoop earrings(2S)も磨いてみました。別のピアスの撮影の時に外すくらいで、ちょうど1年ほど着けっぱなしでした。 対象物が小さいので少し違いわかりくいですが…左の写真では、ポストの中央部分が少し赤っぽく変色しています。 先程のシルバーの時と同じクロスで同じように磨くと、変色していた部分がきれいになりました。変色しにくいと言われているK18ですが、やはり長く肌に触れている部分は変色しやすいみたいですね。それでも磨いてあげれば元通りです^^ 家や家具、洋服なんかも、肥やしにせず使っているのが一番だと言いますが、ゴールドやシルバーなどの貴金属も日々触れていることが一番のケアになると思います。日々使ってあげて、たまのケアで十分というのが貴金属の良いところで、めんどくさがり屋の私にとって魅力的です( ◠‿◠ ) 今回はサンプルを磨く際に実際にやっている方法をご紹介しました。 最後までお読み頂きありがとうございました。
NUMBERTWOのジュエリーについて
いつもNUMBERTWOを応援して頂きまして、誠にありがとうございます。 個人運営の小さなブランドですが、少しずつオーダーを頂けるようになり、スローペースながら成長できていると感じています。 今回サイト移転に伴い、Journalというコンテンツを追加しました。カスタムオーダーの記録や、NUMBERTWOに関するあらゆる想いを極力ありのまま残していけたら…と思います。つたなくまとまりのない文章ですが、お付き合い頂けますと幸いです。 今回はK18アイテムへのこだわりと、ジュエリーに込める想いをお伝えできればと思います。K18ジュエリーというと華奢でかわいらしいデザインのイメージがありました。細くても十分に存在感があって、リーズナブルなので私もいくつか持っていますが、選択肢のひとつとして、もう少しボリュームがあって格好良い印象のK18ジュエリーがあってもいいのになあ…という気持ちが彫金を始めるきっかけのひとつだったように思います。普段から海外スナップをよく見るのですが、ファッションもジュエリーも、海外の方のユニークでガツンとインパクトのあるスタイリングは、その人らしさがまっすぐに表現されていて、自由で楽しいなと感じます。自分らしさを大切にするその感覚そのものが私にとっての「格好良い」像であり、とても惹かれるところです。そんな風に、人とは違う「自分らしさ」を恐れずに表現できる人が増えていけばいいな、という気持ちがNUMBERTWOのデザインにも反映されていると思います。(自分へのメッセージのような気もします…)そんなワケで、格好良いと思うデザインを恐れずに表現した結果、NUMBERTWOのK18アイテムは地金を贅沢に使用した大ぶりなデザインが多めです。 また、コンセプトにも掲げている、毎日無意識に手に取ってしまうお気に入りの時計や靴や鞄のように、日常的に体の一部のように身につけて欲しいという想いから、肌への負担や劣化の心配が少ないK18にこだわっています。自分の実体験やアレルギー体質の友人の苦労も目にして、極力ストレスフリーに長く着けられるものを、と選んでいる素材です。高価なものなので当然慎重に扱いたくなるものですが、ケアをしてあげることでまた息を吹き返せるのが貴金属の良いところなので、あまり気負わず使ってもらえたらと思います。なくさないようにだけご注意ください^^これからも価格面の課題に向き合いつつ、ヨシ!と思えるジュエリーを製作・ご提案していきたいと思います。 もう少しだけ…NUMBERTWOのブランドコンセプトは、”一緒に歳を重ねてゆけるジュエリー”のご提案です。今すでにお持ちの、厳選されてきたお気に入りジュエリーの仲間入りが出来れば、第一目標達成です。そこに入るひとつを見つけて頂きたいと思っています。もしくは第一号として迎え入れてもらえるなら、とても嬉しいです。短い会社員人生を終えて、今はほぼ人との関わりもなく出かけることも少ない日々ですが、身に着ける物でその日の気分が左右されていた覚えがあります。格好つけたり、武装すること(笑)は、自分の気分やモチベーションを高める大事な要因のひとつですよね。気持ちを高めたり、自分らしさを表現するための一端を担うことができれば、これもまた目標達成です。 これまでも、永く市場で売買されているアンティーク/ビンテージジュエリーを見ていると、傷がつきながらもそれさえも魅力に変えていて、なんてタフで逞しいんだろうと思います。作り手としては最終磨き後のピカピカも気持ちいいのですが、小傷とともに、そのひとつが過ごした時間までもが吹き込まれて完成する、そんなジュエリーを作っていけたらと思います。 現代はもちろん、何十年、何百年後にはヴィンテージジュエリーとしても愛され続けるような、絶妙なラインを探りながら日々デザインを考えています。お洒落でかわいいものが溢れているこの時代に、好きなものは吸収しつつ、流行り物だけに流されないように必死に立ち止まっています。笑 初回から長くなってしまいました。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
NUMBERTWOのジュエリーについて
いつもNUMBERTWOを応援して頂きまして、誠にありがとうございます。 個人運営の小さなブランドですが、少しずつオーダーを頂けるようになり、スローペースながら成長できていると感じています。 今回サイト移転に伴い、Journalというコンテンツを追加しました。カスタムオーダーの記録や、NUMBERTWOに関するあらゆる想いを極力ありのまま残していけたら…と思います。つたなくまとまりのない文章ですが、お付き合い頂けますと幸いです。 今回はK18アイテムへのこだわりと、ジュエリーに込める想いをお伝えできればと思います。K18ジュエリーというと華奢でかわいらしいデザインのイメージがありました。細くても十分に存在感があって、リーズナブルなので私もいくつか持っていますが、選択肢のひとつとして、もう少しボリュームがあって格好良い印象のK18ジュエリーがあってもいいのになあ…という気持ちが彫金を始めるきっかけのひとつだったように思います。普段から海外スナップをよく見るのですが、ファッションもジュエリーも、海外の方のユニークでガツンとインパクトのあるスタイリングは、その人らしさがまっすぐに表現されていて、自由で楽しいなと感じます。自分らしさを大切にするその感覚そのものが私にとっての「格好良い」像であり、とても惹かれるところです。そんな風に、人とは違う「自分らしさ」を恐れずに表現できる人が増えていけばいいな、という気持ちがNUMBERTWOのデザインにも反映されていると思います。(自分へのメッセージのような気もします…)そんなワケで、格好良いと思うデザインを恐れずに表現した結果、NUMBERTWOのK18アイテムは地金を贅沢に使用した大ぶりなデザインが多めです。 また、コンセプトにも掲げている、毎日無意識に手に取ってしまうお気に入りの時計や靴や鞄のように、日常的に体の一部のように身につけて欲しいという想いから、肌への負担や劣化の心配が少ないK18にこだわっています。自分の実体験やアレルギー体質の友人の苦労も目にして、極力ストレスフリーに長く着けられるものを、と選んでいる素材です。高価なものなので当然慎重に扱いたくなるものですが、ケアをしてあげることでまた息を吹き返せるのが貴金属の良いところなので、あまり気負わず使ってもらえたらと思います。なくさないようにだけご注意ください^^これからも価格面の課題に向き合いつつ、ヨシ!と思えるジュエリーを製作・ご提案していきたいと思います。 もう少しだけ…NUMBERTWOのブランドコンセプトは、”一緒に歳を重ねてゆけるジュエリー”のご提案です。今すでにお持ちの、厳選されてきたお気に入りジュエリーの仲間入りが出来れば、第一目標達成です。そこに入るひとつを見つけて頂きたいと思っています。もしくは第一号として迎え入れてもらえるなら、とても嬉しいです。短い会社員人生を終えて、今はほぼ人との関わりもなく出かけることも少ない日々ですが、身に着ける物でその日の気分が左右されていた覚えがあります。格好つけたり、武装すること(笑)は、自分の気分やモチベーションを高める大事な要因のひとつですよね。気持ちを高めたり、自分らしさを表現するための一端を担うことができれば、これもまた目標達成です。 これまでも、永く市場で売買されているアンティーク/ビンテージジュエリーを見ていると、傷がつきながらもそれさえも魅力に変えていて、なんてタフで逞しいんだろうと思います。作り手としては最終磨き後のピカピカも気持ちいいのですが、小傷とともに、そのひとつが過ごした時間までもが吹き込まれて完成する、そんなジュエリーを作っていけたらと思います。 現代はもちろん、何十年、何百年後にはヴィンテージジュエリーとしても愛され続けるような、絶妙なラインを探りながら日々デザインを考えています。お洒落でかわいいものが溢れているこの時代に、好きなものは吸収しつつ、流行り物だけに流されないように必死に立ち止まっています。笑 初回から長くなってしまいました。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
Works - Vol.7 : Baby ring (Sapphire, K18YG)
姪っ子の誕生記念に、姉からベビーリングのオーダー。 K18YGと誕生石のブルーサファイアを使用しました。 産まれてすぐに刺繍糸でサイズを測り、一緒にデザインを考えて、概ね私の提案のままに作らせてもらいました^o^ リングサイズの内径が7mmという小ささに衝撃でした。 石留めの技法は色々とありますが、姪っ子の手に渡る時が来ても古臭く感じないように、歴史がある後光留めに挑戦させてもらいました。周りの彫りによって石をより美しく見せる技法で、その名の通り、後光が差しているような仕上がりになり、個人的に好きな留め方です。星のようにも見えるので、スターセッティングと呼ぶこともあるそうです。 後光留め自体、元々クラシックなイメージですが、NUMBERTWO要素を入れるために、リングの両淵にぐるっとラインを掘り込みました。それだけでシンプルかつクラシカルな印象になって好きなので、既存の品番でも多用してる気がします。笑 留学時代に彫り留めの練習も毎日やりましたが、数ヶ月でうまくできるようなものではなく、、後光留めもその応用編になるのでひたすら練習して、なんとか形になりました。ベビーリングを贈る相手や時期に特別決まりはないようですが、今回は姪っ子が大人になるまでは姉がネックレスとして使用することになり、手持ちのネックレスに通して愛用してくれています。うれしい〜^o^ アップするのがすっかり遅くなってしまいましたが、もうすぐ2歳になる姪っ子がアニキたちとすくすく成長している姿を見て、生命の尊さとたくましさを感じる日々です。
Works - Vol.7 : Baby ring (Sapphire, K18YG)
姪っ子の誕生記念に、姉からベビーリングのオーダー。 K18YGと誕生石のブルーサファイアを使用しました。 産まれてすぐに刺繍糸でサイズを測り、一緒にデザインを考えて、概ね私の提案のままに作らせてもらいました^o^ リングサイズの内径が7mmという小ささに衝撃でした。 石留めの技法は色々とありますが、姪っ子の手に渡る時が来ても古臭く感じないように、歴史がある後光留めに挑戦させてもらいました。周りの彫りによって石をより美しく見せる技法で、その名の通り、後光が差しているような仕上がりになり、個人的に好きな留め方です。星のようにも見えるので、スターセッティングと呼ぶこともあるそうです。 後光留め自体、元々クラシックなイメージですが、NUMBERTWO要素を入れるために、リングの両淵にぐるっとラインを掘り込みました。それだけでシンプルかつクラシカルな印象になって好きなので、既存の品番でも多用してる気がします。笑 留学時代に彫り留めの練習も毎日やりましたが、数ヶ月でうまくできるようなものではなく、、後光留めもその応用編になるのでひたすら練習して、なんとか形になりました。ベビーリングを贈る相手や時期に特別決まりはないようですが、今回は姪っ子が大人になるまでは姉がネックレスとして使用することになり、手持ちのネックレスに通して愛用してくれています。うれしい〜^o^ アップするのがすっかり遅くなってしまいましたが、もうすぐ2歳になる姪っ子がアニキたちとすくすく成長している姿を見て、生命の尊さとたくましさを感じる日々です。
Works - Vol.6 : Coin Ring (Kopeck, SV925)
姉からのオーダーでコインリングを製作。 姉にとって思い入れのある時間を過ごしたウクライナのコイン(10コピーカ)を使用して欲しいとオーダーをもらいました。 コインそのもののデザインがお洒落なので、シャンク(サイド)にはコインの絵柄をそのまま掘り込み、その他の細かい部分にもできるだけデザインを継承して、リング全体に統一感ができるように仕上げました。 コインの縁にあるギザギザも活かしたかったので、細めの爪を2本を組み合わせた形にすることで繋がりを持たせました。 土台を大きめに抜くことで、コイン裏側のデザインも見えるように。姉からのオーダーなので、何をしても大丈夫だろう、という気持ちからこだわりがとまらず… つけた時に手のひら側に来るアームにも、細めのワイヤーを複数本並べる形でろう付けしています。これもコインの両サイドに表されている植物らしきデザインを落としこみました。シャンクの掘り込み部分は、自然と硫化して味が出てくるので、燻加工は施さずつるっと磨きあげました。 姉にも喜んでもらい、個人的にもしっかりとこだわりが表現できた満足の作品になりました。 コインリングのオーダー自体は2つ目で、外貨そのもののデザインや、統一感を持たせる細かい部分のデザイン工程も楽しいので、実際の外貨を使用したコインリングも今後展開できればな〜と思うきっかけになりました。
Works - Vol.6 : Coin Ring (Kopeck, SV925)
姉からのオーダーでコインリングを製作。 姉にとって思い入れのある時間を過ごしたウクライナのコイン(10コピーカ)を使用して欲しいとオーダーをもらいました。 コインそのもののデザインがお洒落なので、シャンク(サイド)にはコインの絵柄をそのまま掘り込み、その他の細かい部分にもできるだけデザインを継承して、リング全体に統一感ができるように仕上げました。 コインの縁にあるギザギザも活かしたかったので、細めの爪を2本を組み合わせた形にすることで繋がりを持たせました。 土台を大きめに抜くことで、コイン裏側のデザインも見えるように。姉からのオーダーなので、何をしても大丈夫だろう、という気持ちからこだわりがとまらず… つけた時に手のひら側に来るアームにも、細めのワイヤーを複数本並べる形でろう付けしています。これもコインの両サイドに表されている植物らしきデザインを落としこみました。シャンクの掘り込み部分は、自然と硫化して味が出てくるので、燻加工は施さずつるっと磨きあげました。 姉にも喜んでもらい、個人的にもしっかりとこだわりが表現できた満足の作品になりました。 コインリングのオーダー自体は2つ目で、外貨そのもののデザインや、統一感を持たせる細かい部分のデザイン工程も楽しいので、実際の外貨を使用したコインリングも今後展開できればな〜と思うきっかけになりました。
Works - Vol.5 : Loupe (SV925)
母と叔母2人からのオーダーで、ルーペを製作しました。 シルバー925でフレームを作り、レザーストラップを通して、普段からラフに格好良くかけてもらえる組み合わせにしました。 レンズは、首にかけていても重くないアクリルレンズにしています。石留めのようにフレームを叩くとレンズ自体が割れてしまうので、どうやってルーペを固定するかなど構造を考えるのにかなり苦労しましたが、なんとか思い通りの形にできて、ホッとしました。 こういった複雑な構造の物を作ると専門学校時代のことを思い出して、あー彫金やってるな〜という感じがします。 レザーストラップは調整できる仕様にして、ひとつは余ったヴィトンの革紐を使って欲しいという要望があり、残り2つは渋い色味でエイジングもきれいな一押しのオイルレザーから好きなカラーを選んでもらいました。 使いやすい!と喜んでくれていて、ネックレスとしても使ってくれているようで、姪としては嬉しい限りです。3人とも格好良いおばあちゃんになってね〜〜〜 毎回初めて作るアイテムは緊張しますが、今回もとても勉強になったと同時にまだまだだなあと実感したオーダーでした。
Works - Vol.5 : Loupe (SV925)
母と叔母2人からのオーダーで、ルーペを製作しました。 シルバー925でフレームを作り、レザーストラップを通して、普段からラフに格好良くかけてもらえる組み合わせにしました。 レンズは、首にかけていても重くないアクリルレンズにしています。石留めのようにフレームを叩くとレンズ自体が割れてしまうので、どうやってルーペを固定するかなど構造を考えるのにかなり苦労しましたが、なんとか思い通りの形にできて、ホッとしました。 こういった複雑な構造の物を作ると専門学校時代のことを思い出して、あー彫金やってるな〜という感じがします。 レザーストラップは調整できる仕様にして、ひとつは余ったヴィトンの革紐を使って欲しいという要望があり、残り2つは渋い色味でエイジングもきれいな一押しのオイルレザーから好きなカラーを選んでもらいました。 使いやすい!と喜んでくれていて、ネックレスとしても使ってくれているようで、姪としては嬉しい限りです。3人とも格好良いおばあちゃんになってね〜〜〜 毎回初めて作るアイテムは緊張しますが、今回もとても勉強になったと同時にまだまだだなあと実感したオーダーでした。
Works - Vol.4 : Pinky ring (K18YG)
息子ちゃん出産の記念に、友人からピンキーリングのオーダー。こちらも相談をもらってから、お渡しまでお待たせしてしまいました‥。 ずっとつけていられるK18で製作。 リング幅の厚みは、少し太めを提案していましたが、友人の指サイズとのバランスを見て、リング幅も細めに変更しました。 輪っかの一部が途切れているオープンデザインも検討していましたが、将来的に指のサイズが変わってもネックレスとして使えるように、という希望で通常のリングデザインにしました。 長く使うことも考えてオーダーをしてくれて、より一層気持ちを入れて作業できました。 コロナ禍ということもあって、細かい部分のすり合わせなどメールでのやり取りになってしまいましたが、デザインイメージがはっきりしていたので、ご希望に近いデザインで仕上げられたと思います。 とても喜んでくれて、息子ちゃんとの手先の2ショットに癒されました〜!
Works - Vol.4 : Pinky ring (K18YG)
息子ちゃん出産の記念に、友人からピンキーリングのオーダー。こちらも相談をもらってから、お渡しまでお待たせしてしまいました‥。 ずっとつけていられるK18で製作。 リング幅の厚みは、少し太めを提案していましたが、友人の指サイズとのバランスを見て、リング幅も細めに変更しました。 輪っかの一部が途切れているオープンデザインも検討していましたが、将来的に指のサイズが変わってもネックレスとして使えるように、という希望で通常のリングデザインにしました。 長く使うことも考えてオーダーをしてくれて、より一層気持ちを入れて作業できました。 コロナ禍ということもあって、細かい部分のすり合わせなどメールでのやり取りになってしまいましたが、デザインイメージがはっきりしていたので、ご希望に近いデザインで仕上げられたと思います。 とても喜んでくれて、息子ちゃんとの手先の2ショットに癒されました〜!
Works - Vol.3 : Wedding Bands (Pt950)
NYで知り合った奥様から結婚指輪のオーダーを頂きました。初めてお二人揃ってお会いした時に、あまりにも穏やかな空気を纏っていたので、心温まったのを覚えています。シンプルなリングで、とオーダーを頂いたので、個人的にとても好きなクラシックでシンプルな甲丸リングをご提案しました。奥様と旦那様の指のサイズに合わせて、お好みの幅を決めて頂きました。甲丸リングは、厚みや角の丸みの出し方によってもかなり表情が変わるので、お二人をイメージしつつ、しっかりと存在感が残るように仕上げました。 結婚指輪の制作は今回が初めてで、緊張のオーダーでしたが今回も、今後につながるとても良い経験をさせて頂いたなあと思います。プラチナの加工も初めてでしたが、その希少性を感じられる重みと粘りがあって、結婚指輪に用いられる理由が身を持って理解できました。ロマンチックさには欠ける私ですが…磨いた後の輝きはシルバーとはまた違う深みがあり、永くお二人と一緒に歩んでくれるだろうと感じました。毎回発送を終える度に、私の作るジュエリーが誰かの生活の一部になってくれることをとても嬉しく思います。無事、式を迎えられることを心からお祈りしています。
Works - Vol.3 : Wedding Bands (Pt950)
NYで知り合った奥様から結婚指輪のオーダーを頂きました。初めてお二人揃ってお会いした時に、あまりにも穏やかな空気を纏っていたので、心温まったのを覚えています。シンプルなリングで、とオーダーを頂いたので、個人的にとても好きなクラシックでシンプルな甲丸リングをご提案しました。奥様と旦那様の指のサイズに合わせて、お好みの幅を決めて頂きました。甲丸リングは、厚みや角の丸みの出し方によってもかなり表情が変わるので、お二人をイメージしつつ、しっかりと存在感が残るように仕上げました。 結婚指輪の制作は今回が初めてで、緊張のオーダーでしたが今回も、今後につながるとても良い経験をさせて頂いたなあと思います。プラチナの加工も初めてでしたが、その希少性を感じられる重みと粘りがあって、結婚指輪に用いられる理由が身を持って理解できました。ロマンチックさには欠ける私ですが…磨いた後の輝きはシルバーとはまた違う深みがあり、永くお二人と一緒に歩んでくれるだろうと感じました。毎回発送を終える度に、私の作るジュエリーが誰かの生活の一部になってくれることをとても嬉しく思います。無事、式を迎えられることを心からお祈りしています。
Works - Vol.2 : Coin Ring (Penny, SV925)
おしゃれ友人夫婦からのオーダーリング。 こちらも長らくお待たせしてようやくお渡しできました。 「コインリング作って!」とリクエストがあり、個人的にちょっとゆかりのあるペニー(1セント)を使用して制作しました。海外のコインを探していて、リンカーンが一番アメリカらしくて洒落てる気がして選びました。 リング自体はシルバー925で、コインはメッキにせずにコインそのものの色です。 年代によって金属の含有量が違うので、コインの色味が異なります。 現在のペニーは銅の色が強いので、シルバー色が強めの昔の物を仕入れました。 友人が金属アレルギーで、貴金属以外のものが触れると数秒でイガイガ(?)するみたいなので、友人のリングは裏抜きしていません。 コインリングはコインをぐるっと包んだような留め方が一般的なので、あえて爪で留めることにして、強めのデザインに。シャンク部分のディテールもこだわって、ビンテージリングっぽさをいい感じに出せました。 コインリングを作ったのは初めてでしたが、やればできることがわかって良い経験させてもらいました。オーダーリングはそれなりに時間がかかりますが、スキルアップと自信につながるので有難い機会です。 旦那さんは小指用、友人は親指用のオーダーで、一番邪魔になりそうな指にこのイカツいの付けるんや〜と思っていましたが、センスありありのイカした二人は、理想通りおしゃれに付けてくれていて嬉しかった〜。 誰かに着けてもらって初めてジュエリーとして完成するなあと改めて感じました。
Works - Vol.2 : Coin Ring (Penny, SV925)
おしゃれ友人夫婦からのオーダーリング。 こちらも長らくお待たせしてようやくお渡しできました。 「コインリング作って!」とリクエストがあり、個人的にちょっとゆかりのあるペニー(1セント)を使用して制作しました。海外のコインを探していて、リンカーンが一番アメリカらしくて洒落てる気がして選びました。 リング自体はシルバー925で、コインはメッキにせずにコインそのものの色です。 年代によって金属の含有量が違うので、コインの色味が異なります。 現在のペニーは銅の色が強いので、シルバー色が強めの昔の物を仕入れました。 友人が金属アレルギーで、貴金属以外のものが触れると数秒でイガイガ(?)するみたいなので、友人のリングは裏抜きしていません。 コインリングはコインをぐるっと包んだような留め方が一般的なので、あえて爪で留めることにして、強めのデザインに。シャンク部分のディテールもこだわって、ビンテージリングっぽさをいい感じに出せました。 コインリングを作ったのは初めてでしたが、やればできることがわかって良い経験させてもらいました。オーダーリングはそれなりに時間がかかりますが、スキルアップと自信につながるので有難い機会です。 旦那さんは小指用、友人は親指用のオーダーで、一番邪魔になりそうな指にこのイカツいの付けるんや〜と思っていましたが、センスありありのイカした二人は、理想通りおしゃれに付けてくれていて嬉しかった〜。 誰かに着けてもらって初めてジュエリーとして完成するなあと改めて感じました。
Works - Vol.1 : Feather Bangle (SV925)
ニューヨークにて製作。 フェザーモチーフのバングル。素材はシルバー925。 NYで知り合った美容師さんにブランド立ち上げ前にも関わらず、オーダーを頂きました。 着用していてあまり邪魔にならないサイズ感に落とし込み、ゴツ過ぎない程よい幅に仕上げました。 あえてアンティーク風の加工をすることで、フェザーモチーフの良さを引き立てます。 プレートデザインのブレスレットは、シルバー925と細めのヌメ革ヒモを使用。 こちらは鏡面でつるっと仕上げました。フェザーバングルとの重ね付けを考えて作りました。 革もシルバーも経年変化が楽しみな素材です。
Works - Vol.1 : Feather Bangle (SV925)
ニューヨークにて製作。 フェザーモチーフのバングル。素材はシルバー925。 NYで知り合った美容師さんにブランド立ち上げ前にも関わらず、オーダーを頂きました。 着用していてあまり邪魔にならないサイズ感に落とし込み、ゴツ過ぎない程よい幅に仕上げました。 あえてアンティーク風の加工をすることで、フェザーモチーフの良さを引き立てます。 プレートデザインのブレスレットは、シルバー925と細めのヌメ革ヒモを使用。 こちらは鏡面でつるっと仕上げました。フェザーバングルとの重ね付けを考えて作りました。 革もシルバーも経年変化が楽しみな素材です。