貴金属磨きを使ったケアについて

貴金属磨きを使ったケアについて

2022.10.22
今回は、展示会前のサンプル磨きをしたので、貴金属磨き(クロス)を使ったケアについて書いてみようと思います。

展示会でご覧いただくサンプルは、展示会が終わったら1点ずつチャック付きのビニール袋に入れて保管していますが、それでも時間がたつと表面に残っていた皮脂や袋の中のわずかな空気に触れることで表面がくすんでしまうことがあります。

なので、展示会前にクロスで磨き直します。
今回はシルバーアイテムのケアの様子をご紹介します。





NUMBERTWOでオーダー頂いた際に同梱している研磨剤入りのクロスを使って磨きます。
(※研磨剤が入っているので、メッキやマット加工のアイテムには使用しないようにご注意ください。)




気になる部分を優しくこすってあげるイメージです。指が入らない細かいところは、爪楊枝に巻きつけてこするなど試してみてください^o^
石付きのジュエリーの場合は、石の部分を避けて使用してください。

同じところを擦りすぎると、余計な傷をつけてしまったり、特に繊細なデザインのジュエリーの場合は少しずつ削れて変形してしまう可能性もあるのでやりすぎにはご注意ください。


研磨剤入りのクロスで磨いたあとは、ジュエリーに研磨剤が付着して少しベタついて曇っているので、柔らかい布で拭き取るか、水でゆすいでも大丈夫です。水洗いしたあとはドライヤーの冷風などでしっかり乾かしてください。柔らかい布は、メガネ拭きやPC画面用のクロスなどをイメージしてもらうと良いかと思います。




ベタっとしてくすんでいたのが、ピカピカになりました^^

時間の経過とともにくぼみや小傷部分が黒ずんで味が出てくるところがシルバージュエリーの良いところなので、経年変化は楽しみつつ、表面のくすみが気になったり、艶を取り戻したいとき、放置して黒くなりすぎてしまったときに試してもらえればと思います^o^

長く使用しないときや、使用頻度が少ないときは、空気に触れないように密閉容器に入れて保管するのが一番ですが、現実的なご提案としては、小さなポーチなどに入れておくだけでもある程度硫化を防ぐことができます。


ちなみに…研磨剤入りの貴金属磨きは、磨くとすぐに黒くなってしまいます。 洗うと研磨剤が落ちて効果がなくなるので、磨けるスペースがなくなった場合は、100均などでも簡単に手に入るので、新しくお買い求めください。





せっかくなので、お風呂の時も寝る時も外すことなく着けているK18のHoop earrings(2S)も磨いてみました。別のピアスの撮影の時に外すくらいで、ちょうど1年ほど着けっぱなしでした。



対象物が小さいので少し違いわかりくいですが…左の写真では、ポストの中央部分が少し赤っぽく変色しています。 先程のシルバーの時と同じクロスで同じように磨くと、変色していた部分がきれいになりました。

変色しにくいと言われているK18ですが、やはり長く肌に触れている部分は変色しやすいみたいですね。それでも磨いてあげれば元通りです^^


家や家具、洋服なんかも、肥やしにせず使っているのが一番だと言いますが、ゴールドやシルバーなどの貴金属も日々触れていることが一番のケアになると思います。
日々使ってあげて、たまのケアで十分というのが貴金属の良いところで、めんどくさがり屋の私にとって魅力的です( ◠‿◠ )

今回はサンプルを磨く際に実際にやっている方法をご紹介しました。
最後までお読み頂きありがとうございました。