NUMBERTWOのジュエリーについて

NUMBERTWOのジュエリーについて

2022.7.07

いつもNUMBERTWOを応援して頂きまして、誠にありがとうございます。
個人運営の小さなブランドですが、少しずつオーダーを頂けるようになり、スローペースながら成長できていると感じています。

今回サイト移転に伴い、Journalというコンテンツを追加しました。カスタムオーダーの記録や、NUMBERTWOに関するあらゆる想いを極力ありのまま残していけたら…と思います。つたなくまとまりのない文章ですが、お付き合い頂けますと幸いです。


今回はK18アイテムへのこだわりと、ジュエリーに込める想いをお伝えできればと思います。
K18ジュエリーというと華奢でかわいらしいデザインのイメージがありました。細くても十分に存在感があって、リーズナブルなので私もいくつか持っていますが、選択肢のひとつとして、もう少しボリュームがあって格好良い印象のK18ジュエリーがあってもいいのになあ…という気持ちが彫金を始めるきっかけのひとつだったように思います。

普段から海外スナップをよく見るのですが、ファッションもジュエリーも、海外の方のユニークでガツンとインパクトのあるスタイリングは、その人らしさがまっすぐに表現されていて、自由で楽しいなと感じます。自分らしさを大切にするその感覚そのものが私にとっての「格好良い」像であり、とても惹かれるところです。そんな風に、人とは違う「自分らしさ」を恐れずに表現できる人が増えていけばいいな、という気持ちがNUMBERTWOのデザインにも反映されていると思います。(自分へのメッセージのような気もします…)

そんなワケで、格好良いと思うデザインを恐れずに表現した結果、NUMBERTWOのK18アイテムは地金を贅沢に使用した大ぶりなデザインが多めです。



また、コンセプトにも掲げている、毎日無意識に手に取ってしまうお気に入りの時計や靴や鞄のように、日常的に体の一部のように身につけて欲しいという想いから、肌への負担や劣化の心配が少ないK18にこだわっています。自分の実体験やアレルギー体質の友人の苦労も目にして、極力ストレスフリーに長く着けられるものを、と選んでいる素材です。

高価なものなので当然慎重に扱いたくなるものですが、ケアをしてあげることでまた息を吹き返せるのが貴金属の良いところなので、あまり気負わず使ってもらえたらと思います。なくさないようにだけご注意ください^^
これからも価格面の課題に向き合いつつ、ヨシ!と思えるジュエリーを製作・ご提案していきたいと思います。



もう少しだけ…
NUMBERTWOのブランドコンセプトは、”一緒に歳を重ねてゆけるジュエリー”のご提案です。今すでにお持ちの、厳選されてきたお気に入りジュエリーの仲間入りが出来れば、第一目標達成です。そこに入るひとつを見つけて頂きたいと思っています。もしくは第一号として迎え入れてもらえるなら、とても嬉しいです。

短い会社員人生を終えて、今はほぼ人との関わりもなく出かけることも少ない日々ですが、身に着ける物でその日の気分が左右されていた覚えがあります。格好つけたり、武装すること(笑)は、自分の気分やモチベーションを高める大事な要因のひとつですよね。気持ちを高めたり、自分らしさを表現するための一端を担うことができれば、これもまた目標達成です。



これまでも、永く市場で売買されているアンティーク/ビンテージジュエリーを見ていると、傷がつきながらもそれさえも魅力に変えていて、なんてタフで逞しいんだろうと思います。作り手としては最終磨き後のピカピカも気持ちいいのですが、小傷とともに、そのひとつが過ごした時間までもが吹き込まれて完成する、そんなジュエリーを作っていけたらと思います。

現代はもちろん、何十年、何百年後にはヴィンテージジュエリーとしても愛され続けるような、絶妙なラインを探りながら日々デザインを考えています。お洒落でかわいいものが溢れているこの時代に、好きなものは吸収しつつ、流行り物だけに流されないように必死に立ち止まっています。笑 

初回から長くなってしまいました。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。